出会い・婚活

寂しさの本質

 

テレビ出演も多い解剖学者の養老孟司先生は、著書「バカの壁」で

「人のすることは全て脳がやっている」

と述べられています。また、子供の心の発達について長く研究された元・国立京都病院医長の石田勝正先生は、著書の「抱かれる子どもはよい子に育つ―こころをはぐくむ愛の心理学 」(PHP文庫)で

「脳は関わりあいのためだけにある」

と述べられています。

さて、以上のお二人の言葉を「脳」というキーワードで結びつけると、

「人は関わりあいのためだけに在る」

という言葉が出来上がります。私達が関わりを望もうと望むまいと「脳」はその機能として常に関わりを希求するという見方ができるのではないでしょうか。

これらの言葉について考えていて、私は「暴走族」のことが頭に浮かびました。あの騒音や危険走行は周囲にとっては只々迷惑なだけですが、彼らはそれで高揚感を得、存在感覚を満たします。あえてルールを無視して周囲に不快感をばらまく負の関わりですが、脳はそうまでして関わることを求めるという象徴的な事例であるように思えます。

一輪のコスモスの画像

この項では独身の方が感じている「寂しさ」について考えていますが、その本質は私たちが「関わりを求める本能」を備えていながら関わることが上手く出来ていないことの、潜在的な欠乏感なのではないかという気がします。

人と関わることに苦痛を感じる自閉的な方でも、孤独が楽かというとおそらくそうでもなくて、ネット空間に居場所を求めたりするのは、やはり関わらずにいられない脳の性質を現しているのではないでしょうか。

誰からも顧みられない寂しさは本当に辛いものです。それは存在しないにも等しい状況ですから、生きていることの意味が分からなくなって自死を選択したり、あるいは無関係な人を巻き込むような事件を起こしたりする人の背景にも、そうした寂しさが横たわっているように推察します。

そうしてみると「寂しい」という感情は、私たちの潜在意識が発している危機的なシグナルであるような気がします。どういう形であれ「関係性」は必要不可欠なのだから、あまりに不足していては危険ですよという注意信号です。

 

この記事の続き:私達は潜在意識に操られている

 

-出会い・婚活

Copyright© 独身を後悔する40代・50台に出会いをもたらす3つの習慣 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.